第34回 (2010年第1回)
概要
- テーマ:「葛城市の基本理念『環境にやさしい循環型社会の構築』を実現するために」
- 話題提供:元大阪人間科学大学教授 福永 勲 さん
- 日時:2010年2月28日(日) 14:00〜16:00
- 会場:當麻文化会館 中研修室
内容
資料
話題提供
- わが国における廃棄物処理とリサイクルの法体系
- 葛城市の廃棄物処理計画と現状
- 目標達成のための課題
質疑応答
- 事業系ごみ、飲食店など協力を得て減らしていくにはどうすればよいか。→きめ細かく協力を求めていくしかない。
- 有料化が減量化計画にも入っている。関心持ってもらう意味はあるが、最終的に減らせるのか。→早いところは十数年前から有料化している。関西は総じて遅い。最初は減っても元に戻るところもある。元を減らすのをしっかりやらないといけない。
- 一人一人が出すごみの量を減らすことが基本にならないといけない。
- 家庭ごみをどこまで減らせるのか。どういう生活イメージになるのか。→たまにマニアックに減らしている人がいる。100gもいかない。データとしてはないが。堆肥化、ごみを出さないようにする、紙を何度も使うなど。
- 食べ物が多い。紙も多い。→ペーパーレスといって紙の使用量が増えた。簡単に印刷できる。
- パリでは毎日のように収集車が来ていた。農業国だから堆肥化もしているのか。都会から一歩離れると田舎。日本は田舎でも都市化している。葛城市ならできるのではないか。紙は大きい。
- 京都は環境学習に力を入れている。
- 子供のころにやらないといけない。
- 学校で焼却場の見学をするだけじゃなく、もっと先までやらないといけない。見ただけで終わらないように。
- 民間業者が産廃の山をつくることが何回も起こっている。事業者も自治体も責任を持てない。どこに問題があるのか。→法律的には保管という。安い料金で集めてきて、再利用するといって置いてある。
- 付近の同意を取れればよいが。
- 区長のところに、土地を売るとき同意判を取りにくる。雨が降ると土が流れるとか、夜にごみをほかしているという話を聞く。山間はものすごく狙われる。判を押したことで地元合意と言われてしまう。
- 行政が勉強会を開くなどするしかないか。
- 地元でよく話し合わないと。むちゃくちゃする業者と、法律をよく分かっている業者がいる。
- 協議員の環境委員が44人いる。体制はできている。
- 酒屋が瓶を取らなくなった。→ヨーロッパはペットボトルのリユースをしているところも。1way容器が禁止のところもある。
- 企業ももっと協力が必要。包装など。→法律でやりそうになったが止まった。
- 子供会には積極的な意味がある。
- 小さい頃から教えないと分別しない。
- やり出すと、生ごみが普通ごみに入るのが気になる。
- 當麻は紙を分別回収している。新庄では集団回収に頼っていたが、最近始まった。
- みんなが協力することが大事。主婦でも面倒だからとごみ袋に入れてしまうことがある。小中学生にそういう勉強してもらえれば。広報にも時々出ている気がするが、堆肥化の補助などが必要。
- 京都エコロジーセンターができてごみが減った。ボランティアが子供の教育をし、今度は子供がお母さんを教育する。
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